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自転車でもっと楽しく しまなみ海道サイクリング

本気ライダー 尾道〜今治ひた走り

しまなみ海道、尾道〜今治サイクリング。休日はロードを楽しんでいるお二人に朝、広島県尾道市を出発し爽快に走っていただいております!
出発から約1時間半。ついに愛媛県へ入りました。素晴らしい景色を堪能しつつ、ゴールの今治サンライズ糸山を目指します!

後編愛媛県 大三島→伯方→大島→今治

世界一の斜張橋。多々羅大橋。

5つめの島 大三島上陸

多々羅大橋は、しまなみ海道の橋の中でも人気の高い橋。この橋はしまなみ海道に来たからには是非渡ってほしい。爽やかな風が吹き抜け、とにかく快適。走りきってしまうのがもったいないほど。そしてその橋の美しさに魅了されるはず。主塔の高さは220m。これだけ高いのに決して威圧的ではなくまわりの自然に調和している。フラットで走りやすい橋だが、人気のスポットゆえ観光客も多い。歩いて橋を渡っている人も多いので注意して走ろう。

大三島からは愛媛県。橋を渡りきり、一気に下ると、そこには道の駅「多々羅しまなみ公園」。さきほど渡った多々羅大橋がきれいに見えるビューポイントだ。美しい橋を眺めながら一息つくにはぴったりの場所。レストランもあり売店も充実している。

橋を渡ると一気に下り坂。

多々羅しまなみ公園。

大三島橋まではわずか5kmほど。

大三島橋はアーチ型の小さな橋。

多々羅しまなみ公園を左方向に出て、海沿いのフラットな道を進む。サイクリングロードとして大三島の中で走る距離はわずか5km程度。大三島ICを過ぎ、4kmほど海沿いの道を走るのだが、右手に自歩道の入口があるので見落とさないように注意。そこからは大三島橋を目指して上り坂。坂の途中で、大三島と伯方島の間の急流で知られる鼻栗瀬戸と、大三島橋が一望できる。

大三島大橋は、しまなみ海道の橋の中で最も古い橋だ。アーチ型の小さな橋で、海の難所、鼻栗瀬戸にかけられている。車道と自歩道はきれいに分けられており、広い自転車道で走りやすい。白線で原付と自転車・歩行者を分けているが前後からう原付バイクがやって来るので注意が必要。

6つめの島 伯方島上陸

大三島橋は、「鼻栗瀬戸」という海の難所にかけられている橋のため、橋から見下ろすと潮の流れの速さに驚くはず。海に架かる橋というよりもまるで川にかけられているように見える。

大三島橋を渡りきると、そこは「伯方島」。伯方島は、橋でつながった島の中で最も小さな島。推奨のサイクリングコースは317号線をまっすぐに走る3kmほどの短いコース。しかし島をかすめる程度の距離なので、もっと伯方島を楽しみたい人には、島を一周してみるのもおすすめ。

広い自転車道で走りやすい大三島橋。

今回は、推奨のサイクリングロードを行く。橋を降りて、サイクリングロードに戻る。400mほど走ると、海側に「道の駅 伯方S・Cパーク」という大きな施設。ここは、「しまなみビーチ」というきれいな海水浴場とレストランや売店も併設している「マリンオアシスはかた」がある。休憩はここがオススメ。海を見ながらちょっと一息。向こうに見えるのが、伯方・大島大橋。

道の駅 伯方S・Cパークから500mほど海沿いを走ると、左手にすぐに伯方大島大橋の自歩道が見える。ここから伯方大島大橋に上る。伯方大島大橋を渡るといよいよ最後の島、大島だ。後述するが、実は、次に渡る大島はしまなみで最も難関と言われる島。そのためにも、伯方島はペースダウンして少し体力を温存するのもいい。

距離は短いが爽快感を味わえる。

はかたビーチからは伯方・大島大橋が見える。

マリンオアシスはかたで一休み。

マリンオアシスの塩ソフトは人気。

伯方・大島大橋を渡る。潮風がここちいい。

7つめの島 大島上陸

伯方・大島大橋は、文字通り「伯方島」と「大島」を結ぶ橋。これで5つの橋を渡ったことになる。しまなみ海道を結ぶ橋は一つ一つ特長があり雰囲気も違う。それも見所のひとつだろう。

橋を一気に渡りきり、大島に上陸。北側の宮窪町側に降りてくる。ここからしばらくは、海沿いの道。潮流を見ながらのサイクリングは爽快。水軍の本拠地でもあった「能島」も見える。ここから船折瀬戸のあたりはしまなみ海道でも最も激しく複雑な潮流で知られている。流れが早いことにあらためて驚く。

海沿いの道から、観光案内所付近で右折。このあたりから上り坂が始まる。島の真ん中を縦断する形で走行するのだが、来島海峡大橋までの間に、2箇所難関の峠越えが待ちうけている。まずは石文化運動公園付近が峠越えの急坂道。この付近ではレンタサイクルを押して上がっている観光客の方をよく見かける。無理をせず自分のペースで走ろう。

吉海町に入った頃から下りになるが、大島南IC手前くらいから再び上り坂。この付近までは、残念ながら景色はあまり楽しめない。大島がしまなみ海道で最も難関といわれるのはこの起伏の激しいサイクリング道ゆえ。国道317号線を走るので自動車、トラックやバスなども多く、大半があまり快適とはいえないが、2つめの坂を上りきると、すばらしい景色が待っている。さあ、最後に待ち構えるのは、クライマックス、「来島海峡大橋」。ゴールはすぐそこだ。

波はおだやかだが激しい流れ。

石文化公園付近。上り坂がつづく。

大島南IC付近から再び上り坂。

来島海峡大橋が見えてきた。一気に坂道を下る。

クライマックス!来島海峡大橋を渡り、今治へ!

スロープを橋に向ってのぼる。

来島海峡大橋の自歩道入口は、よしうみいきいき館と下田水港を過ぎ数100m先の山側にある。ここから橋への最後の上り坂。しまなみ海道最後、そして最長の橋でもある来島海峡大橋は、世界初の三連吊橋。今までの橋の中でも一番高い所にある。他の橋同様、橋まではゆるやかなスロープ。途中で、原付バイクと道が分かれるので要注意。

このスロープはまるで空中を上っているかのような錯覚にとらわれる。スロープを上りきり、橋の上まで上がると、まっすぐにのびる来島海峡大橋。圧巻だ。橋だから平坦だと思っていたが、実際に走ってみると、実はわずかながらアップダウンがある。橋の全長は4,105m。長いのでかなり走り応えはある。

自転車と歩行者とは同じルートを進むことにはなるが、他の橋は原付と同じ場所を走っていた事と比べると、原付バイクがいない分、走行は楽。しかし、人気の観光スポットでもあるこの橋、自転車や歩行者が多い。小さな子供やお年寄りも多い。途中で記念撮影をしたりしているグループも多いので注意しよう。

いよいよ来島海峡大橋。4km海の上を走る!

最後の橋、来島海峡大橋。渡ってしまうのが名残惜しいほど。

名残惜しい気持ちで、最後の橋を渡り、ようやくゴール! スロープを下り、一般道に降りて、数100m下ると、サイクリングターミナル「サンライズ糸山」がある。レンタサイクルの乗り捨てはここでも可能。

尾道(渡船場)から「サンライズ糸山」まで、サイクルメーターが示した走行距離は71.73km。平均時速22km/h(順行速度は30km前後。途中撮影で止まることが多かったため、22km/hとなった。)走行時間は約3時間15分。普段30〜35km/hで走りなれているサイクリストには物足りないくらいのペースかもしれない。しかし、この景色を楽しみながらならこのくらいがちょうどいいと思う。

途中短い休憩ははさみつつも、一気に走りぬけたしまなみ海道。さすがに疲労感はある。しかしそれ以上の充実感と達成感。自転車好きならとにかく一度は走ってみてほしい。絶景が待っている。(完)

ついに完走!笑顔がこぼれる。

©Imabari District Sightseeing Association