アートをたずねる

絵馬

綱敷天満宮の絵馬堂
▲綱敷天満宮の絵馬堂
 町衆の力が強まってくると、商工人たちは競って、商売繁昌、航海安全、大願成就などを願って、地域の寺社に「絵馬」を奉納し、寺社はギャラリーのようになってきます。「絵馬」の画題も多様化、大型化すると、プロの絵師たちの力量が必要とされました。その期待に、見事に応えたのが山本雲渓でした。
 雲渓の絵馬は、東予地方を中心に讃岐金比羅宮や中予地方にかけて約五十面が残されています。

山本雲渓の絵馬 大浜八幡神社「祭礼図」

▲山本雲渓の絵馬 大浜八幡神社「祭礼図」

今治藩の絵師

今治藩の絵師として野村常林、富元守供、能島邑義、能島典方らがいます。


今治城天守・山里櫓

沖冠岳「流水響空図」
▲沖冠岳「流水響空図」
 大名たちは、文化的な素養が求められ、幼い頃から儒学を基本とする教育や茶の湯、書画、和歌、俳諧などのたしなみを身につけるようになります。
 参勤交代により、華やかな江戸文化に触れることができ、大名の中には書画、和歌など一芸に秀でる人もいました。
 今治城には、歴代藩主の書画が残されており、山里櫓では、山本雲渓や沖冠岳らの作品を見ることができます。

今治城

●今治城管理事務所

住所:今治市通町3-1-3
観覧時間:3月~11月 午前9時~午後5時/12月~2月 午前9時~午後4時30分<但し、入城は閉門の30分前まで>
休館日:年末の3日間のみ(定休日なし)
観覧料金(御金櫓、山里櫓と共通):大人(16歳以上) 300円/小人(4歳~15歳) 100円


河野美術館

河野美術館  故河野信一氏が多年にわたって蒐集した文化財を保存するとともに、作品群を一般に公開。文化振興に役立てることを目的として、開館されました。
 書蹟・画賛・画・写本・古書・屏風など、平安期より現代に至る各時代の作品1万2千余点を所蔵しています。高虎の覚書や沖冠岳の賛が所蔵されています。

●河野美術館

所在地:今治市旭町1-4-8
開館時間:9時~17時
休館日:毎週火曜日/年末・年始
入館料:200円(企画展は別)