今治地方観光ボランティアガイドの会が、ガイドブックでは得ることの出来ない住む人ならではの情報や見所を案内します。

活動報告

今治の八十八カ所巡り 第8回:豆知識 霊所巡りには決まりはあるの?

Q1. 遍路(巡礼)とはどうゆうものなの?

巡礼というと、信仰行動という印象がありますが、決してそうではありません。仏教の巡礼は他の宗派の巡礼と大きな違いを持っています。
他の宗派は巡礼の目的地が聖地であること。つまり聖地に向かって直線に行動するのです。
それに対して仏教では円を描くように複数の聖地を"巡る"のが通例です。いずれにせよ、単に目的地を目指すのではなく、目的地に向かうプロセス、家にかえるまでのプロセスを含めた修行という共通項をもっていることを知っておきましょうね。

Q2. お接待、善根宿とは?

最近では、個人旅行、家族旅行、団体旅行の意味合いで広く四国遍路が普及しています。一方では自分の情け、悩み、苦悩、病気…を背負って遍路に出かけている者もたくさんいます。そんな人びとを温かく迎えるのが、お接待の風習でもあるのです。もともとは西国にもお接待の風習はあったそうですが、江戸時代には姿を消してしまいました。それが四国では、今も美しい習慣として残っているのです。お接待は、湯茶や食べ物、お金や物を授けたりなど様々。必ず有難く頂くのがよしとされています。お接待する人にとってお遍路さんは、自分と同じ存在。お接待することで攻徳を積むことになるからです。その他に宿を提供する善根宿の風習もあります。

Q3. 菅笠に書かれている同行2人の意味はとは?

管笠は日除けにも雨除けにもなりますね。お遍路さんには必需品です。この笠にはいくつかの語句を記します。『同行二人』の文字。これは、「弘法大師がいつも一緒にいますから、安心して旅をしてください」ということを意味します。

Q4. 四国遍路はなぜ『八十八ヶ寺』なのか?

一つには、八十八の煩悩の数に由来する説もありますね。後、厄年にあたる男性の42歳、女性の33歳、子供の13歳の年齢の合計が八十八になる説。また、"米"と言う文字を分解したら、数字の八十八になるからと言う説もあるみたいですよ。

投稿者 今治地方観光協会