今治建築WEB

建築家・伊東豊雄さんと大三島

Text & Photography|宮畑周平(瀬戸内編集デザイン研究所)

一緒にまわりたい大三島周辺の建築

大山祇神社
桧皮葺の重厚な神社建築

大三島みんなの家から参道を歩いて約5分。海の守護神とされる大山積神を祀り、古く奈良時代には存在していたとされる。有力豪族の越智氏(のちの河野氏)に庇護され発展した。現在の本殿は室町期1427年の建築で、拝殿とともに国指定の重要文化財。1926年竣工とされる「国宝館」は和建築風RC造で、日本におけるRC黎明期の作品。戦の神として、武運長久のために武家から奉納された刀剣や甲胄などの国宝・重要文化財の数は全国有数。今でも防衛関係者や海事関係者の参拝があるという。

大山祇神社

設計 不明|構造 木造(本殿・拝殿など)、鉄筋コンクリート造(国宝館など)|竣工 1427年(本殿)|建築用途 宗教施設

住所 〒794-1304 愛媛県今治市大三島町宮浦3327|TEL 0897-82-0032|閉門 17:00|休館日 無休|駐車場 なし(付近に市営駐車場等あり)